2時のショートの練習が終わってから、ショーの行われるMolson Centreへ向かうことにしましたが、実は今回、バリーの友人の都合がどうしてもつかず一人で行動することが多くなりそうだったので、レンタカーを借りていたんです。こうみえても(・・・っていっても知りませんよねぇ)オンタリオ州発行の免許証取得者ですから・・・問題はここから。どーやって、リンクからアリーナに行けばいいんだろう????と、入り口で躊躇していたら、
「リハーサル、行かないの?」・・・・今度は、クリストファー・メイビーくん。
「どーーーやって行っていいのかわからないのよぉぉぉ」恥も捨ててSOS。
「Just follow me!」(じゃー、ボクについてきて)
エンジンをかけて待っていると、ジェフが通りかかり、
「知っている?カナダって、アメリカと違ってマイル表示じゃないんだよ。ぅへへへへ」
わかっていますよ・・・一応。日本はキロ、ですからっ。
50キロを50マイルで走ったらトンでもないことになるよーって言いたかったんだよね・・・。
今日のショーでは、ショートで使うグレン・グールドとジェイムス・ブラントの「HIGH」を滑るとのこと。調子も機嫌もよろしいので本当楽しみにしています。
クリスとジェフの車についてMolson Centreに到着。今日のアイスシートのテーブル席のチケットをチケットオフィスで受け取ってリハーサルを見学。
リハーサルでは、いつも個人個人でプログラムの曲をかけてもらい練習をするのですが、今年はジェフがオープニングの振付を担当することになり、プログラムはなし。マイクを持って指導しているのですが、自分のイメージどおりにするまで何度も何度も繰り返させているのをみていると、本当に完ぺき主義なんだなーと納得。

歌っているのではありません・・・

朝、Mariposaに電話を入れて、ジェフの所属する「エリートクラス」の練習開始時刻を確認すると、10:40と14:00~とのこと。その時間に合わせてリンクに出かけてみました。入り口で
「あー、一年ぶりだーねぇ」と感慨にふけっていると、後ろから
「入らないの?」(注:英語)
振り返ると髪の短いカナダ人の男の子・・・っ、ジェフでした。髪も短いし、色も素のままだそうで、パッと見て実は誰だかわからなかった・・・・((あまりに地味で))
朝はフリープログラム、午後はショートを練習するとのこと。楽しみです。
リンクの中に入ると、ジェフの新聞記事と、ナショナルチャンピオンになった記念として、フリーの衣装、そのときのスケート靴が展示されていました。


曲名は不明でしたが、前半は日本風で尺八を含むオーケストラ演奏(ラストサムライ??と思ったのですが、う~~ん違うなぁ)、後半はインド調の曲を使っていて、かなり凝ったプログラムになっていました。毎年この時期はプログラムをこなすために多くの時間を使っていて、ジャンプの調子は今ひとつ・・・ということが多いのですが、今年は、ジャンプの調子がいいみたい。去年まで、めちゃくちゃなぴりぴりは全然なく、周りとふざけあったり、他のスケーターがジャンプを失敗しているそばを通りかかると、さりげなくアドバイスしている様子がみられ、さすが、オリンピックでメダルをとったスケーターという余裕が感じられました。

フリー練習中のジェフ
午後からは、ショートの練習。去年のフリーで使った、グレン・グールドをさらに編集したものを滑っていました。私的にはこちらのほうが軽くてジェフに合っているような気がしましたが・・・
相変わらず、ここ数年よりジャンプの仕上がりがいいように感じます。練習中の笑顔などなど、個人的に・・・2002年の夏を思い出させてくれるものが多かったです。
今年も恒例の「Mariposa Charity Gala」のために、ジェフのホームリンクのある、オンタリオ州バリーにやってきました。今年は、エアカナダのトロント直行便を利用したので楽々★夏休み突入とお盆の混雑の前で、比較的空いていて助かりました。
夏のカナダは日が長く、明るいうちにバリーに到着。とはいえ時間はもう8時・・・

エアカナダ トロント直行便
今日は練習をみることなく、オフィシャルサイトを管理している友人と夜中まで通し話し込んでしまい、結局寝不足・・・明日は一日中、練習→リハーサル→ショー→レセプションと大忙しなのに・・・
ジェフは、最近までカリフォルニアにいたそうで明日は新しいプログラムを拝めそう。とても楽しみ。。。
表彰式を見届け、バスでトリノ・リンゴット駅へ・・・
しばらくは興奮状態。でも、
明日早朝には日本に向けて、ホテルを発たなくてはならないし、
帰ることを考えるとどっと疲れが。
荷造りしながらシャワーを浴びているうちに、も~3時!
7時にはチェックアウトというのに、ここで打ち上げをはじめた私たち。
でも、どうしても祝杯をあげたかった!
ピエモンテのワインとめちゃくちゃ美味しい☆カマンベールで乾杯!

結局、一時間ほど仮眠をとってアスティを出発。来たときと同じルートを
とってミラノ中央駅へ向かいましたが、途中濃霧で列車が遅れヒヤヒヤ。
(金メダリスト・エフゲニ・プルシェンコもミラノに向かう途中、事故に巻き
込まれた、と後で聞きましたが・・・空港でも霧のため、欠航便が相次いで
いたようです)
途中、ものすごい形相で走って乗り換えたりしながら、ミラノ中央駅に
到着。そこから、3人で11ユーロという不思議な値段のバスに乗って
マルペンサ空港へ。(もちろん、車内では爆睡・・・)
ミラノ中央駅

最後はアリタリア航空の成田直行便に搭乗。後は、日本へ帰るのみ・・
しかし、空港もオリンピックを開催している雰囲気はまったくなし。
長野オリンピック、ワールドカップ・・・成田空港はお祭り騒ぎだったのに・・
やっとゆっくりと眠れる!と思ったら、前の座席の赤ちゃんが泣きっぱなし(涙)
時々おしゃぶりが飛んでくるし。聞いてみたら、ブラジルから乗り継ぎで日本
へ向かう途中だとか。アメリカのビザが厳しくなったせいで、最近は南米から
は、ヨーロッパを経由するのだそう。それを聞いたら怒る気も・・・
仕方なく、ワインをチビチビやりながら、果てしなく広がるシベリア大陸が映し
出されるモニター(これが全然変わらない・・)を眺めて、スポーツ新聞を隅から
隅まで読破。日本勢の成績がふるわずフィギュアスケートに期待がかかって
いることをここではじめて知った・・・
最新鋭機、B777-200 エンジンも綺麗☆

いや~、疲れました。
本当慌しく終わってしまった・・というのが感想。
応援しているジェフが、オリンピックという舞台でメダルを獲れたことで、
満足な観戦で終われて本当によかった。今後の去就も気になるところだけれど
とりあえず、残りの大会やショーをやり遂げてゆっくり休んでください。
お疲れ様でした。
おまけです。オフィシャルチョコレート「カファエル」の町にあった看板


会場である、パラヴェーラ。
17時きっぱりに開場、セキュリティーゲートを通過したところで、オフィシャルショッ
プで買ったワインボトルが引っかかってしまって、
「持ち込めないよ」(きっぱり)
「どーするの?ここで飲めばいいわけ?」(迷惑な客・・・)
「そのロッカーに入れて」
その脇にあったロッカー(1ユーロ)に預け、いよいよ会場へ。ショートの時にいた、
ナンパ・イタリア人ボランティアにまた遭遇。相変わらずのテンション。今日も
「一緒に写真を撮ろう!」(もちろん私たちのカメラで)まぁ、お祭りですからね。

赤ワイン。ピエモンテ州の「バローロ」 ラベルはアイスダンス・ヴァージョン
今回のチケットの席は、2日ともセンターアイス。今日は3階席。でも、リンクの
ポジショニングなどが意外によく見えてそれはそれでいいのかもしれません。
イタリア国内先行販売の席のせいなのか、周りはほとんどがイタリア人。フィギュ
アの観戦に慣れていないのか、とにかく競技中に席を立つは、席番号を間違える
は・・落ち着かない落ち着かない。
それに、あまり大声で興奮して応援する雰囲気(*私の前にすごいロシアの応援
が一人いましたが)ではない。けど、応援しにきたんだし!
立ち上がるときは、とりあえず回りに一声かけて、ジェフを含むカナダの選手、
高橋君へ声援を送りました。
イメージマスコット・ネーベ&グリッツ

開始前、インターミッションの間出現する。私と友人もついつい写真を撮りに
行ってしまいました。「お祭りだからね」(その後合言葉のようになる・・・)
競技開始・・・・・滑走順が進むにつれてミスも少なく、会心の滑りをする選手が
多くなってきます。特に、ライサチェック、バンデルペレンはショートの出来がもっ
たいないくらい素晴らしい出来!友人と一緒にスタンディングオーベーションを
送りました。もちろんジェフを応援していますが、やっぱりいい演技を見せてく
れた選手には拍手を送りたい。それ以上にジェフがいい演技をして勝って
くれれば言うことないから!
さて、最終グループでのジェフ。後のインタビューで、
「ショートはメダルのために滑ったけど、フリーは自分のために滑る」と決めてい
たというのを聞いてなるほど、と納得。すごく力が抜けていたのは、そのせい
だったのでしょう。最初の4回転を転倒しても
「さほど動揺しないですんだし、最後まで楽しんで滑りきろうと思った」
(同:インタビュー)というとおり、その後は丁寧に諦めずに滑っていたんですね。
あれだけいつも慎重だったのにあそこで4回転を入れてくるとは!ショートの出
来とオリンピックということだったのでしょうけど、「よくやった!」という気持ちで
した。確かにジャンプの出来は完璧ではなかったけれど、徐々に調子を上げて
いって最後まで丁寧に、なにより諦めずに滑ったことに感激。
最後は「よく頑張った~」と、気持ちの良い演技だったと思ったのでした。

photo byJ. Barry Mittan -
本人も演技が終わってもさほどショックそうでもなかったし、滑りきったことに満
足そうな様子を見て、安心・・・キスクラでも意外と点数をもらって驚いては喜ん
で!の姿がみられてさらにホッとしました。PBも更新して、もしかしたら?・・と
メダルへの希望も。
(「後の選手の結果を待つのは辛かった・・」と、のちのインタビューで)
メダルセレモニーは、感動の一言。6年近くジェフを応援してきて、最高の
舞台でメダルをもらう選手になるまで、ジェフがどんな努力をしてきたのか・・
もー感慨深くて、その場にいられることが幸せでおかしくなりそう(笑)

カナダ国旗掲揚。興奮で手ブレ全開(謝)
表彰台ではしきりにプルシェンコさんの金メダルをチラチラみているジェフ(笑)
やっぱり欲しいよね、それ。でも、嬉しそう。本当に嬉しそう。

ウイニング・ランでは、私も「Go!Jeffrey Buttle」バナーを振り回し祝福。
中央にカナダ国旗が集まっていたのでしょう、立ち止まって、丁寧にレベランス
をして行きました。


歓喜にくれるバトル一家に再会!ちょうど反対側のブロックにいらっしゃったよう
で、なぜか家族より涙にくれている間抜けな私は、ママに大笑いされてしまいま
したが、本当にご家族も嬉しそう。いつもはママとのおしゃべりを遠くでニコニコし
ながら(無言で)見守っているパパまで今回は近づいてきて(笑)
喜びを共にしてくれて、ここにいることができた自分は本当に幸せだったと。。。
・・・色々な意味で喜びをおすそ分けしてもらえた最高の大会。。。
「また、夏に会いましょう」と再会を約束して会場を後に・・・
なによりも、おめでとうジェフ!よく頑張りました。
一人でトリノの町を3時間、突っ走りました・・・・・・
バスは無料だし、コツさえ判れば、うまく乗り継げ、効率もいいような気が
します。PRがもっと欲しかったです・・・・
行ったところをざっと・・・
プラッソ・マダーマがある、ピアッツア・カステッロ(メダルセレモニーの会場がある
反対側)昨日は、人も多く、お天気が悪くてこんなによくみえなかった!

ピアッツア・サン・カルロ
サラ・ダ・テ(オープンカフェのようなところかな?)も出て、気持ちよさそう!
真ん中の像は、イタリア統一後の初代国王・エマヌエーレ・フィリベルト。
周辺には、科学アカデミア宮殿などがありました。(その中のサバウダ美術館で
は、レオナルド・ダ・ヴィンチ展開催中。ざざっと鑑賞させていただきましたが、
かなり感動~)

トリノ大学・・・「Passion Lives Here」にかけて、「Conflict lives Here」・・・

大学前にあった変なオブジェ・・・水の音がしていたので水面に映る顔とでも?

ピアッツア ヴィットリオ・ヴェネト
オリンピック公式ショップの前。パラリンピックのシンボルですね。

次回開催のバンクーバーがPRしている、カナディアンヴィレッジ



行動の拠点となったポルタ・ヌォーヴォ駅周辺

友人とポルタ・ヌォーヴォ駅で待ち合わせ、バールで試合前に軽く一杯やって
いよいよ男子シングルフリー!カナダ国旗を振って会場となるパラヴェーラへと
向かいます。
いよいよフリー当日。9時~10時30分まで練習を公開するというので、その
日は早起きをして、ワクワクしながらバラヴェーラのチケットセンターへ。
実際は6時~お昼ごろまで男子の練習時間なので、その時間にジェフがいる
かどうかは不明でしたが、まぁ・・せっかくオリンピックに来たのですから。

トリノ・リンゴット駅 ここからだとパラヴェーラまで歩いて10分ほど。すぐそこには
スピードスケートの会場があるのに・・・すご~~~く静か
オリンピックというイベントなのにも関わらず、窓口のおねえさん英語がまったく話
せないなんて、ありえない~。
「英語なら私が!」と、友人が気合を入れて並んでくれたのに解らないって?!
結局、彼女の綺麗な英語よりも私の汚いイタリア語のほうが通じるわけ?
と、交代したところで、
「今日の練習チケットは、あと、2枚しか残りがない」という返事。
ええー!3人なんですけど・・・えーどうする?
と、もたもたしている一瞬のうちに、あえなく売り切れ(号泣)
寸前まで売られていたので、お姉さんが英語がわかったら問題なかったの
ではー?!まぁ・・なくなってしまったものはどうしようもない・・のに、
ちょっと怒りが沸々と・・・
なんだかんだ言っても本心は観たかったのね、練習。。。
とりあえずフラフラふらふら。いつもはうっとうしいダフ屋さんも今日に限って
いらっしゃらない。仕方なく、会場を離れトリノの市内観光へ向かうことに・・・
この日は霧が出て、歯がガチガチ言うほど寒かった・・・急にそのことを思い出して
バス停で、文字通り身も心も凍りながらバスを待つはめに。
(こういう時に限ってバスがこない!)
観光客などどうでもいい・・・という気持ちがとても伝わるバス案内板

さらに観光客に不親切なバス案内に翻弄されながら、トリノ名物の「ビチェリン」を
飲みに、コンソラータ広場にあるカフェ『アル・ビチェリン』に向かうことにしました。
上質のチョコレートだけを溶かしたチョコラータ・カルダ(ホットチョコレート?)
にコーヒーと牛乳を泡立てたものを加えてある「ビチェリン」とチョコクロワッサ
ンをいただいて、ほわ~とした温かさが冷えた心と体に染み渡り、ホッと一息。

友人の完璧な下調べのお陰でありつけた、カフェ「アル・ビチェリン」のビチェリン
とチョコクロワッサン
それから向かいにあるコンソラータ教会で、今日のジェフの活躍を心からお祈り。

コンストラータ教会ではミサの最中・・・
友人に頼まれた用事と買い忘れたお土産を探すために、その後私はひとりで
行動することになり、バスマップ片手に、無料のバスをフルにつかって
観光しまくってみました。
